1.平割材の接着面の面出しをし、ブレード部分、握り部ともに必要な寸法になるように二液性
のエポキシ系接着剤(現在販売されているものの中では耐水性、接着力の点から、ボンドEセ ットがベスト)で貼り合わせる。A剤、B剤同量で、よくかき混ぜること。また、できるだけ薄くの ばすこと。
2.クランプで止め、1日(20℃の場合)以上置き、接着させる。
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3.接着確認後、クランプを外す(図1)。ブレード面と握り部に作ろうとする形を鉛筆で描く。
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4.糸のこ(ジグソー)などで、図2の型を切り抜く。
5.軸の部分は楕円が好ましい。カンナで上下面、側面ともに必要な寸法まで削る(図3)。
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さらに、上下面、側面に、それぞれの面を4等分するように3本の直線を鉛筆で描く。このセンタ
ー線は最後まで残ることになる。それぞれの面の角の部分を、引いた線までカンナなどで削 り、八角形にする。 さらに十六角形に。
これを繰り返し、楕円状にする。
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今回使ったモデルパドルの長径は33mm、短径は26mmです。
ブレード型紙は近藤さん宅にあります。Kショップには本物もあり。
6.ブレード面は側面にセンターラインと仕上げ線を鉛筆で描く。先端面にもセンターラインと仕
上げ線を描く。握り部も同様に線を入れる(図5)。 ![]()
削り落しは、手カンナと、ディスクグラインダーに木工用の多羽根タイプディスクをつけたものと
を併用する。ディスクグラインダーはホームセンターの、2、3千円のもので構わない。多羽根デ ィスクは#60〜100で荒削り、#200で仕上げ手前まで。
@側面の仕上げ線を常に直線で結ぶように削り落すこと
A センターラインに対して対称になるように削り落すこと
などに注意を払う。
握り部も同様に削り落す。
今回のモデルパドルの先端厚みは8mmです。握り部はT字形です。
7.仕上げは手カンナが望ましいが、難しければサンドペーパーの#200〜#400程度で行う
8.すべての面が仕上がったら、ウレタン塗装を施す。
必要な道具: 手カンナ(できれば大と小) ディスクグラインダー、木工用ディスク
防塵マスク、防塵メガネ ウレタンスプレー 糸のこ(ジグソー)
スコヤー(または曲尺など直線、面を確認できる道具) スケール クラ
ンプ(万力:パドルを台などに固定する)
ノミまたは切り出しナイフ、彫刻刀など(細かい部分の削り落し)
ウレタンスプレー
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